波紋

あと1週間もある と

あと1週間しかない が 背中合わせで行進中。

メジャーデビューを始点に 30周年記念ライブと銘打っているけれど 初めて人前で歌った11歳を始点にすると49年だし

初めてギターを弾いた14歳を始点にすると46年だし

初めて人前で演奏した17歳を始点にすると43年だ。


プロという看板を背負っての30年だけど

そのプロになるための19年もとても大切な時間だった。


49年積み重ねてきた音楽。


よく続いたなぁ

この飽き性の僕が。




このライブをやるにあたって

その内容はほぼほぼ悩まなかった。


演奏する曲や曲順は

いつもギリギリまで悩むのに

今回は2ヶ月前の4月に決めた。


早く決まった理由は

コンセプトが明白だったから。



30年間の思い出凝縮ライブではなく

これからやりたいと思っていることの濃縮ライブ

をやりたい。




スポーツ観戦のようなライブ




これが、今、

僕が猛烈にやりたいライブであり音楽である。



今回

とびきり面白いと思うお二人に

プロデュースをお願いした。


米米ClubのリーダーBonさんと バークリー音楽大学卒の音楽プロデューサー 奈良部匠平さん。 学年でいうと

3年 BONさん 2年 匠平さん 1年 僕


学校なら僕がパシリにされるのだが

先輩たちは変態ではあるけど

とっても優しくて なかなか良い塩梅だ。



4月末日、神奈川県川崎市の「武蔵溝の口」 ビルの最上階にあるアメリカンなレストランにて

3人でお肉を食べながらのランチミーティング。

そこで僕はお二人に


大谷翔平がホームランを打った時

スタジアムのお客さんが興奮するような

そんなライブがしたい。 とお願いしました。


大谷翔平選手がホームラン性の打球を放ち

夜空にボールが放物線を描いた瞬間

ビールを飲みながら、ピザを食べながら

スタジアムで野球を見つめる人達が一斉に立ち上がり

声をあげる。

うぉぉおおおおおおおぅ!!

スタジアムが興奮に包まれる。



気づいたら席を立ち

気づいたら声をあげ 気づいたら隣の知らない人と抱き合い 笑ってる人もいれば 泣いてる人もいる。 大谷翔平選手本人も

エンゼルスの選手たちも興奮している。


そこに予定調和はなく 存在するのは

究極の技術と

その技術が生み出す

究極のエンターテインメント。 そんなライブがやりたい。 大げさにいうのなら そのライブをやるための30年、 いや、

49年の「音楽体験の蓄積」だったと信じている。



波紋がどんどん広がることを願って僕は 今はまだ静まり返った水面に

興奮のかけらを投じます。


2022.6.17



物語が始まるんですよ。



執筆 尾上一平


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