

- 2020年2月28日
ファイト
このシリーズを始める2月1日に このシリーズの最後は この曲にしようと決めていました。 後世への最大遺産の一つとなる 作品だと思っています。 ファイト 中島みゆき 作詞・作曲 中島みゆき あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる 悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる 私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い 私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ 暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく 光ってるのは傷ついて はがれかけた鱗が揺れるから いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね やせこけて そんなにやせこけて 魚たちのぼってゆく 勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの 出場通知を抱きしめ


- 2020年2月27日
僕から僕へ僕から君へ
自分の為に生きる喜びより 誰かのために生きる喜びに ちょっとだけ目覚めた時に 書いた曲です。 僕から僕へ僕から君へ iPPEi ONOE 作詞・作曲 尾上一平 積み重ねてきた愛の重さに 気付かないままに恋に走るのかい? 何十回と失敗した恋の出来事に 何百回と失敗しなきゃ気付かない? 幸せって奴おまえにわかるかい? 恋のその先に愛はあるのかい? 女の年齢の重さを知ってるかい? 女の身体の尊さ知ってるかい? 笑えないんだよ あまりに愚かで 死ぬ間際まで 健康を祈り ひたすら誠実に 寄り添いあって 彼女のキモチを 自分のことのように 大切に思って 生きてゆけること それは恋なんかじゃないよ それこそが愛というもの 独りの怖さに逃げたりしてないかい? 流されるまま誰か傷つけてないかい? 大切な人が誰かかわかってるのかい? 見た目の美しさ追いかけてないかい? そろそろ気付けよ 自分に歌えよ 死ぬ間際まで 健康を祈り ひたすら誠実に 寄り添いあって 彼女のキモチを 自分のことのように 大切に思って 生きてゆけること それは恋なんかじゃないよ それこそが愛とい


- 2020年2月26日
やわらかな日
やわらかな日 斉藤和義 作詞・作曲 斉藤和義 レーズン入りのコーンフレーク カーテンを開ければサンシャイン 二人分のコーヒーが沸いた 「ちょっとこの記事読んでみて」 彼女が手渡した新聞にはこう書いてあった 「事故で亡くした夫の体から取り出した精子で受精成功」 彼女は言った 「すごい愛だと思わない?」 今日二本目のタバコ もしも僕がこの記事の夫だったら 考えてみる 少し怖い気もするし ちょっと嬉しい気もする 「ねぇ どうなの?」って彼女がせかす 「ねぇ ものすごい愛だって あなたは思わないの?」 「まだ何も言ってないだろ」 「じゃどうなの?」 「うん そうだね」 「もう つまんない人」 誰より大切な君との こんな朝が僕は好き 何より大事な答えを 君は知ってるから ベジタブルカレーライス 窓を開ければムーンライト 二人分のビールをついだ 「今日ね 誰かが言ってたの」 彼女が話す瞳には戸惑いがあった 「どんなに好きな人でも5年たてば冷めるって... 私たちは大丈夫でしょ? ねえ どうなの?」 「うん そうだね」 「もう つまんない人」 誰より大切な 君


- 2020年2月25日
私の世紀末カルテ
ラスト4! なんか終わるのがちょっと寂しくなってきたww 私の世紀末カルテ
サザンオールスターズ
作詞 桑田佳祐
作曲 桑田佳祐
家に帰るとテレビが無くては生きて行けません
嘘でもいいから刺激が無くては死んでしまいます
こんな時代に手紙を書くのが好きになりました
他人に己れをさらけ出すのが怖くてなりません
闘う事や傷つく事は拒むけど
野暮な慰めにゃホロホロリ
胸いっぱい時代の風を吸い込む頃がある
こんなに汚れた都会の空気を有難がっていた
いくつになっても未熟な自分を愛しく思ってる
そんな大人が幼い我が子に道を説いている
誰かにもらった自由を疑う事はなく
知らず知らずうちホロホロリ
可愛い女にゃ優しく振る舞う自分に気付いてる
気前の良さと気さくなジョークでその場を和ませる
今夜ベッドに連れ込む相手に狙いを定めても
下心を悟られないかと気にして飲んでいる
綺麗な女愉快な男人は皆
春と裏腹にホロホロリ
人間同士も深入りするとロクな事はない
下手に誤解や裏切りなんぞを被る筋はない
人の絆は付かず離れず希薄な方がいい
その他大勢の群れに紛れて幸福掴


- 2020年2月24日
ひとつだけ
このシリーズもあと5日! あと5曲!! あまり安易に使いたくない表現なんだけど 矢野顕子は「天才」という表現が 気持ちよく当てはまるアーティスト。 名盤「ごはんができたよ」の 1曲目に収録されている大好きな曲です。 ひとつだけ 矢野顕子 作詞・作曲 矢野顕子 欲しいものは たくさんあるの きらめく星くずの指輪 寄せる波で組み立てた椅子 世界中の花 集めつくる オーデコロン けれども今気がついたこと とっても大切なこと 欲しいものはただひとつだけ あなたの心の 白い扉 ひらく鍵 離れている時でも わたしのこと 忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 悲しい気分の時も わたしのこと すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい 楽しいことはほかにもある 満月の下のパーティー テニスコートを駆けまわる 選びぬいたもの 集めつくる 中華料理 けれども今気がついたこと とっても大切なこと 一番楽しいことは あなたの口から あなたの夢 聞くこと 離れている時でも わたしのこと 忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 悲しい気分の時も わたしのこと すぐに