その5「癌どこ??」
- iPPEi ONOE
- 2019年8月28日
- 読了時間: 3分
2017年10月6日
入院初日から食止めだったけど
ストーマをつけたので1週間ぶりの食事。
五分粥だったけどとても美味かった(^。^)
ストーマのケア、取り替え等を徐々に練習。
出来るようになったら退院なんだけどその間、検査の連続。
まず胃カメラ。
大嫌いな胃カメラ。
鼻から入れるやつもあるんだけど
俺は口からだった。
ちーーん
ゲーゲー
オエオエ
大きな問題はなかったんだけど
ピロリ菌いたっす。
続いてバスで虎ノ門病院 本院に行って
膀胱鏡の検査。
尿道から内視鏡を挿入し、膀胱内粘膜の異常や膀胱壁を観察する検査。
尿道からカメラ、痛い痛いって聞いてたんだけど
痛さよりも恥ずかしさが勝ったねww
なぜ膀胱壁を検査したのかと言うと
癌を発見するきっかけが「排尿の異常」だったでしょ?
おしっこすると痛い、ってやつ。
S字結腸と膀胱ってお隣さんで俺は腫瘍が大きくなり過ぎて
膀胱にぶつかってたの。で、膀胱壁が炎症を起こしておしっこすると痛かったのね。
膀胱浸潤(しんじゅん)って言うのね。
浸潤とは、がん細胞が直接に周囲の組織や臓器に広がっていくこと。
転移の一歩手前って感じかな。
で、どの位膀胱壁に影響があるのかを検査したのです。
そして大腸内視鏡検査。
CCDカメラを装着した細い管を肛門から挿入し観察。
組織を採取し顕微鏡検査をして細胞を詳しく検査。
口からカメラ
おちんちんからカメラ
お尻からカメラ
カメラ入れまくりww
なんて呑気なこと言ってたら大問題勃発!!
大腸内視鏡検査の結果、癌が見つからなかったのです。
どーーゆーーことーーー!!!!
癌が見つからなかったら抗がん剤治療も出来ないらしく、
つか「大腸癌です!」って宣言しとったやないか、自信満々にww
喜んでいいのか悲しんでいいのかよくわからなかった。
で、もう一度大腸内視鏡検査をしたいと言われ再検査。 検査結果出るまで数日かかるってことなので
退院することになりました。
ストーマのケアもできるようになってたのでね。
2017年10月17日
なんとも中途半端な状態で19日間の入院生活一旦終了。
2017年10月20日
検査結果が出たと言うことで病院へ。
めでたく癌見つかりましたww
やっと抗がん剤治療に進めます。
ただ細胞による事前検査でも抗がん剤が効くかどうかはわからない。
ただ「効かない、効果が期待できない」と言うのははっきりわかるんです。
逆の場合は「効く可能性がある」ってことになります。
<EGFR検査>
癌治療に用いる「抗EGFR体薬」。この薬は患者のがんのタイプによって効果が期待できる場合と、効果が期待できない場合があります。よりよい治療を行うため、薬を使う前に患者のタイプを調べる検査。
<RAS検査>
大腸がんの患者で、RASラス遺伝子に変異がない確率と、変異がある確率は半々と言われています。「抗EGFR体薬」は、RASラス遺伝子に変異のない患者の場合は、効果が得られる可能性があります。一方で、RASラス遺伝子に変異がある患者の場合は、その他の治療法を検討します。
で、俺はラッキーなことに「効果が期待できる人」でした。
これめちゃめちゃ嬉しいことなんです。
「効果が期待できない人」に分類されたら他の治療法を探さないといけない。
治療法がなかなか見つからないと、どんどん追い込まれてくのね。
なので一発で「効く可能性のある人」でひと安心。
ただし「絶対に効く」と言う保証はないのです。
兎にも角にも
効いてくれーーー!!という想いのもと
遂に抗がん剤治療に突入です!!
つづく

俺は元気だぜ!歌いたいぜ!と言う気持ちを撮影して ミュージシャン仲間に送った写真ww
Comments